斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

文章作成に必要なものは「文章力」ではない

今回は、「文章作成」について、ショウペンハウエル氏の言葉を借りながら綴っていきたいと思う。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1983/07 メディア: 文庫 購入: …

1851年出版の『読書について』が出版業界の問題点を鋭く突いている

久々に名著に出合えた。哲学者ショウペンハウエル氏の著書『読書について』だ。本ブログでは2回に分けて本著を紹介していきたいと思う。第一回目は、出版業界についての記述を紹介しよう。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur …

文系か理系かに分ける意味はない

「自分のこと文系だと思う? それとも理系?」このような質問を私は何度か聞かれた経験がある。あなたもあるかと思う。私は決まって「しいて言えば理系だけど」と返答をする。往々にして相手からは「文系だと思った。読書家だし、経済や政治への関心も高いか…

「まだ日本で消耗しているの?」が来る日まで

「将来、海外に移住するわ」とある一流企業に勤めている友人から出た言葉だ。彼は着実にキャリアアップの道を歩んでおり、時折、私と意見交換や雑話をする。移住する理由は、「日本に将来がない」「いる意味がない」という考えからきている。私は別言して聞…

素人が無理して芸術を語らなくたっていいんだよ

私はショパンが好きだ。聴いているだけで不思議と心が安らぐ。散歩中や移動中、イヤホンで聴く音楽はショパンと決まっている。雨天の憂鬱な時間や退屈な休日にも部屋にこもり聴いている。一通りクラッシックを聴いてきたが、ショパンが一番肌に合うようだ。…

正論を唱えても、「はい論破」できない理由とは

今回は、安保法案を例に「正論」について語りたいと思う。 私は、正義がいくつもあるように、正論もいくつもあると考えている。なぜなら、立脚点の数だけ論が立てられ、論の数だけ正論も立てられるからだ。※立脚点とは、よりどころとする地点。考えたり行動…

私がポジショニング戦略をとらない理由

他社に負けない分野を見つけて特化させる。こうしたポジショニング戦略は、マーケティングにおいて必須とされている。私もコンサルタントの立場から、クライアントへ特定の分野に絞って特化するよう指導し、WEBコンテンツでもそのように述べている。では私自…

寿司職人が何年も修行するのは、本当にバカな行為なのか

1年前、ホリエモンこと堀江貴文氏が運営する「ホリエモンチャンネル」で放映されたQ&Aが物議を醸した。(2014年12月26日放送)視聴者の質問「コロンビアで寿司屋を開きたいのですが、どう思いますか?」ホリエモンの回答「いいんじゃないですか。寿司アカデ…