斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

夏休みの過ごし方(宿題のやり方)は、人生の縮図である

子どもなら、誰しも心を弾ませた「夏休み」。だが一つだけ、楽しみに水を差す存在があった。「夏休みの宿題」だ。夏休みの宿題をどう処理するのかには、大きく分けて3通りある。1,夏休みの前半で片付けて、後半思いっきり遊ぶ。2,計画を立てて、毎日少しず…

Amazon Audible(聴き放題プラン)はコスパ最強だった

正直、迷っていた。すでにKindleUnlimitedには入っているし、そのうえ、AmazonAudibleに加入してコンテンツを消化できるのかと。それに、朗読で本の内容が頭に残るのかも疑わしかった。だが、すべて杞憂だった。Audibleにしてから、皿洗い中や散歩中、就寝前…

理解が深まり記憶にも残る、読書ノートの書き方

私はノート術オタクである。さまざまなノート術を調べたり、実践したり、開発したりしてきた。そんな中、ノート術は7つの種類に分けられると知った。 ノート術を探求してきて至った結論がある。それは、読書ノートは万人にオススメできるノート術である、と…

作品から何を読み取れるかは、知識ではなく経験がものを言う

あなたは真の意味で作品を読めているだろうか。世の中には様々な作品がある。身近なもので言えば、小説や漫画、映画、工芸品、建築物などがそうだ。それら作品から何を読み取るのか、どんな所感を抱くのかは、知識ではなく、経験がものを言うと私は考えてい…

パチンコ狂いの人間よりも自分は利口だと言い切れるのか?

「きっとオツムが弱いんだろうな」パチンコにうつつを抜かしている人を見ていると、ついそう思ってしまう。勝っただの負けただのと騒いでいる暇があるのなら、バイトに充てたほうが堅実に稼げるし、勉強に充てれば将来の収入となって返ってくるかもしれない…

日本人は、読解力どころか、想像力まで低下してきている

近年、日本の子どもたちの読解力が低下してきている。参考:「PISA読解力低下」は子どもたちからのSOS読解力とは、書かれている内容を正確に読み取ることを指す。これに加えて、書かれていないことを読む力(想像力)も低下してきているように私は思う。これは…

断糖高脂質ダイエット(金森式)で−8kgに成功! 脂漏性皮膚炎も治った

断糖高脂質(別名 金森式ダイエット)とは、糖質を1日5g以下、基礎代謝に必要なカロリーの大半を脂質・油から摂るダイエット法。考案者は金森重樹氏。Twitter上でのサロンでは、金森氏による啓蒙が行われ、実践者が日々の体重や体調を報告しあっている。「#…

「面白い!!」と言われるエッセイの書き方

自身の経験や考えを言葉で表現したい。そう考え、エッセイ(随筆)を書き始める人が増えている。しかし、いざ書き始めると、「エッセイの定義やルールってあるの?」「エッセイには、決まった型があるの?」といった疑問が湧いてくる。そんなエッセイにまつ…

「なぜ?」の問いで抽象化できるとは限らない

ツイッターを眺めていたら、自己分析の一環として自分の過去をノートに書き記し、アップしている人たちを見かけた。それも、ただ過去を書き記すだけではなく、「なぜ?」と問いかけ、抽象化に励んでいる。どうやら、昨年発売されたある書籍がきっかけで、大…

「馬鹿」とは状態ではなく、むしろ姿勢にある

「その人を知りたければ、その人が何に対して怒りを感じるかを知れ」 ミトおばさんが教えてくれたオレの好きな言葉なんだ。オレには、2人が怒っている理由はとても大切なことだと思えるんだ。(アニメ『HUNTER×HUNTER』 ゴンの台詞より) HUNTER×HUNTER モ…

漢字暗記を4カ月続けた結果、加速的暗記法を見出した

「あれっ、漢字が書けない」そんな経験をしたことはないだろうか。これを読まれている、ほぼ全員が経験していると思う。手で漢字を書く機会がめっきり減り、「読めるけど書けない」という状態に陥っているのだ。元々私は漢字に明るいほうではないのだが、小…

道徳的思考が視野狭窄にしてしまう

何か事件が起きるたび、日本人はすぐに善悪で考える癖がある。物事を善悪で考えてもいいのだが、問題なのは「善悪で思考したら、それ以外の視点で考えなくなる」という点である。私はそれを「道徳的思考の弊害」と呼ぶ。違法サイト『漫画村』を例に挙げてみ…

ノートやメモの紙メーカーは、『LIFE』で決まり!!

今までずっと自分に合う紙を探してきた。いくつもの紙を試し、最終的に絞り込んだのが『Liscio-1』と『LIFE』。なぜ、この二つが残ったのか。理由は、万年筆での書き心地が良かった点とインクが裏抜けしにくい点だ。紙色は、『Liscio-1』は白色、『LIFE』は…

何のために勉強するのか

学生時代、誰もが「何のために勉強するのか」「何の役に立つのか」といった問いを持った経験があるだろう。実は私も、この問いへの答えが見出せず、ドロップアウトしてしまった口である。大人になってからも、「なぜ勉強するのか」といったテーマを扱った書…

正しいやり方(情報)を知るだけで、ダイエットも勉強も超効率化する

糖質制限を始めて2ヶ月弱、-5kgの減量に成功。この調子でいけば、目標体重まで4カ月あれば達成できる。糖質制限を始める前、カロリー制限を幾度も試みた。だが、1日1500カロリー以下に抑えているにも関わらず、一向に体重は落ちなかった。断酒もした。1日90…

抽象化思考力を鍛える3つの方法&類推思考力を鍛える4つの方法

本記事は、抽象化思考と類推(アナロジー)思考の鍛え方について解説している。興味があれば一読して欲しい。 抽象化思考と類推思考を鍛えよ 類推とは、事象Aを抽象化してその構造(特徴や要点)を見出し、類似する事象Bを見つけ出して結びつけることである…

一人二役の時代が足音を立ててやってきた

つい最近まで、一人の男がネットを賑わしていた。キングコング西野である。西野氏は、自身の絵本をWEB上で無料公開したのだが、それが他のクリエイターに悪影響を及ぼすといった批判が多方から飛び交った。批判している人たちの中には、何かしらの形でクリエ…

生産性を高めたい人は必読! 生産性が理解できる書籍3選

今話題のワード「生産性」。一時的な流行りではなく、この先も一生意識していかなくてはならない言葉だ。なぜなら、生産性を度外視して仕事を続けていれば、競争社会からいずれ弾かれてしまうからだ。 今回、生産性について記した書籍3冊紹介したい。1冊目は…

文章作成に必要な3つの思考法

人は文章を書く前に、必ず思考する。その意味において、文章は思考を投影したものと言えるだろう。優れた文章を書きたければ、思考力を鍛えるしかない。では、思考力を鍛えるにはどうしたらいいのか。一つに、優れた思考の型に倣うと良い。 今回、種々ある思…

頻繁かつ顕著に表れるバイアスと回避方法

人は、自身の持つ思い込みや先入観により、情報を間違って解釈したり、偏った情報だけを見て、さらに思い込みを強固にしてしまう。その結果、客観的に物事を見ることができなくなり、事実誤認や偏見を有した意見を述べるようになる。こうした事実誤認や偏見…

文章作成に必要なものは「文章力」ではない

今回は、「文章作成」について、ショウペンハウエル氏の言葉を借りながら綴っていきたいと思う。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1983/07 メディア: 文庫 購入: …

1851年出版の『読書について』が出版業界の問題点を鋭く突いている

久々に名著に出合えた。哲学者ショウペンハウエル氏の著書『読書について』だ。本ブログでは2回に分けて本著を紹介していきたいと思う。第一回目は、出版業界についての記述を紹介しよう。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur …

文系か理系かに分ける意味はない

「自分のこと文系だと思う? それとも理系?」このような質問を私は何度か聞かれた経験がある。あなたもあるかと思う。私は決まって「しいて言えば理系だけど」と返答をする。往々にして相手からは「文系だと思った。読書家だし、経済や政治への関心も高いか…

「まだ日本で消耗しているの?」が来る日まで

「将来、海外に移住するわ」とある一流企業に勤めている友人から出た言葉だ。彼は着実にキャリアアップの道を歩んでおり、時折、私と意見交換や雑話をする。移住する理由は、「日本に将来がない」「いる意味がない」という考えからきている。私は別言して聞…

素人が無理して芸術を語らなくたっていいんだよ

私はショパンが好きだ。聴いているだけで不思議と心が安らぐ。散歩中や移動中、イヤホンで聴く音楽はショパンと決まっている。雨天の憂鬱な時間や退屈な休日にも部屋にこもり聴いている。一通りクラッシックを聴いてきたが、ショパンが一番肌に合うようだ。…

正論を唱えても、「はい論破」できない理由とは

今回は、安保法案を例に「正論」について語りたいと思う。 私は、正義がいくつもあるように、正論もいくつもあると考えている。なぜなら、立脚点の数だけ論が立てられ、論の数だけ正論も立てられるからだ。※立脚点とは、よりどころとする地点。考えたり行動…

私がポジショニング戦略をとらない理由

他社に負けない分野を見つけて特化させる。こうしたポジショニング戦略は、マーケティングにおいて必須とされている。私もコンサルタントの立場から、クライアントへ特定の分野に絞って特化するよう指導し、WEBコンテンツでもそのように述べている。では私自…

寿司職人が何年も修行するのは、本当にバカな行為なのか

1年前、ホリエモンこと堀江貴文氏が運営する「ホリエモンチャンネル」で放映されたQ&Aが物議を醸した。(2014年12月26日放送)視聴者の質問「コロンビアで寿司屋を開きたいのですが、どう思いますか?」ホリエモンの回答「いいんじゃないですか。寿司アカデ…

大学生の読書時間ゼロは、思考力に大きな弊害をもたらす

2016年2月24日、全国大学生活協同組合連合会が発表した生活実態調査によると、読書に充てる時間を「ゼロ」と答えた学生は45.2%にのぼり、調査を始めた2004年で最も高い結果となった。一方、スマートフォンに充てる1日の平均利用時間は155.9分。 この調査結…

クラウドソーシングがもたらしたのは、「働き方革命」ではなく「働き方崩壊」だった

「クラウドソーシングは、働き方革命を起こす」などと言われて久しいが、現実は全くの逆だった。最低賃金以下で働くのが関の山だ。事の発端は、このツイートから始まった。 クラウドワークスは登録数80万人で二十万円以上稼ぐのは111人。ということは0.0138…