斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

抽象化思考力を鍛える3つの方法&類推思考力を鍛える4つの方法

本記事は、私が開発した教材『事例ライティング』の購入者向けに書いている。購入者以外は、前提知識が共有できていないため、理解しにくい点があるかと思うが、一応、購入者以外でも楽しめるよう工夫して書いている。興味があれば一読して欲しい。 抽象化思…

一人二役の時代が足音を立ててやってきた

つい最近まで、一人の男がネットを賑わしていた。キングコング西野である。西野氏は、自身の絵本をWEB上で無料公開したのだが、それが他のクリエイターに悪影響を及ぼすといった批判が多方から飛び交った。批判している人たちの中には、何かしらの形でクリエ…

生産性を高めたい人は必読! 生産性が理解できる書籍3選

今話題のワード「生産性」。一時的な流行りではなく、この先も一生意識していかなくてはならない言葉だ。なぜなら、生産性を度外視して仕事を続けていれば、競争社会からいずれ弾かれてしまうからだ。 今回、生産性について記した書籍3冊紹介したい。1冊目は…

文章作成に必要な3つの思考法

人は文章を書く前に、必ず思考する。その意味において、文章は思考を投影したものと言えるだろう。優れた文章を書きたければ、思考力を鍛えるしかない。では、思考力を鍛えるにはどうしたらいいのか。一つに、優れた思考の型に倣うと良い。 今回、種々ある思…

頻繁かつ顕著に表れるバイアスと回避方法

人は、自身の持つ思い込みや先入観により、情報を間違って解釈したり、偏った情報だけを見て、さらに思い込みを強固にしてしまう。その結果、客観的に物事を見ることができなくなり、事実誤認や偏見を有した意見を述べるようになる。こうした事実誤認や偏見…

記憶に残る読書術

大抵の本は、一読して終わる。翌日にはその内容のほとんどを忘れている。無用な本であれば、そんな読み方でも構わないだろう。だが、良書に出合えたなら、その内容を頭に留めておきたい、自分の血肉にしたいと誰もが思うはずだ。「何度も読み返そう」と思い…

文章作成に必要なものは「文章力」ではない

前回、哲学者ショウペンハウエル氏の著書『読書について』を題材に、出版業界の問題点を浮き彫りにしてみた。 今回は、「文章作成」について、ショウペンハウエル氏の言葉を借りながら綴っていきたいと思う。では、始めから核心を突く言葉を紹介しよう。 「…

1851年出版の『読書について』が出版業界の問題点を鋭く突いている

久々に名著に出合えた。哲学者ショウペンハウエル氏の著書『読書について』だ。本ブログでは2回に分けて本著を紹介していきたいと思う。第一回目は、出版業界についての記述を紹介しよう。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur …

文系か理系かに分ける意味はない

「自分のこと文系だと思う? それとも理系?」このような質問を私は何度か聞かれた経験がある。あなたもあるかと思う。私は決まって「しいて言えば理系だけど」と返答をする。往々にして相手からは「文系だと思った。読書家だし、経済や政治への関心も高いか…

「まだ日本で消耗しているの?」が来る日まで

「将来、海外に移住するわ」とある一流企業に勤めている友人から出た言葉だ。彼は着実にキャリアアップの道を歩んでおり、時折、私と意見交換や雑話をする。移住する理由は、「日本に将来がない」「いる意味がない」という考えからきている。私は別言して聞…

素人が無理して芸術を語らなくたっていいんだよ

私はショパンが好きだ。聴いているだけで不思議と心が安らぐ。散歩中や移動中、イヤホンで聴く音楽はショパンと決まっている。雨天の憂鬱な時間や退屈な休日にも部屋にこもり聴いている。一通りクラッシックを聴いてきたが、ショパンが一番肌に合うようだ。…

正論を唱えても、「はい論破」できない理由とは

今回は、安保法案を例に「正論」について語りたいと思う。 私は、正義がいくつもあるように、正論もいくつもあると考えている。なぜなら、立脚点の数だけ論が立てられ、論の数だけ正論も立てられるからだ。※立脚点とは、よりどころとする地点。考えたり行動…

私がポジショニング戦略をとらない理由

他社に負けない分野を見つけて特化させる。こうしたポジショニング戦略は、マーケティングにおいて必須とされている。私もコンサルタントの立場から、クライアントへ特定の分野に絞って特化するよう指導し、WEBコンテンツでもそのように述べている。では私自…

寿司職人が何年も修行するのは、本当にバカな行為なのか

1年前、ホリエモンこと堀江隆文氏が運営する「ホリエモンチャンネル」で放映されたQ&Aが物議を醸した。(2014年12月26日放送)視聴者の質問「コロンビアで寿司屋を開きたいのですが、どう思いますか?」ホリエモンの回答「いいんじゃないですか。寿司アカデ…

大学生の読書時間ゼロは、思考力に大きな弊害をもたらす

2016年2月24日、全国大学生活協同組合連合会が発表した生活実態調査によると、読書に充てる時間を「ゼロ」と答えた学生は45.2%にのぼり、調査を始めた2004年で最も高い結果となった。一方、スマートフォンに充てる1日の平均利用時間は155.9分。 この調査結…

クラウドソーシングがもたらしたのは、「働き方革命」ではなく「働き方崩壊」だった

「クラウドソーシングは、働き方革命を起こす」などと言われて久しいが、現実は全くの逆だった。最低賃金以下で働くのが関の山だ。事の発端は、このツイートから始まった。 クラウドワークスは登録数80万人で二十万円以上稼ぐのは111人。ということは0.0138…

ブロガーがnoteで売っているお金儲け情報は、完全に情報商材

前回、noteの流行について記事を書いた。今回は、前回よりも抽象度を上げた視点で解説したい。 おさらいとして、今、ブロガー界隈でnoteが流行っている。火付け役は、イケダハヤト氏とはあちゅう氏。noteでコンテンツを売り、サロンへも勧誘している。さて、…

書籍との比較から見えてくる、情報商材の作り方・売り方

先日、知人からこんな質問を受けた。「情報商材って、今後どうなると思いますか?」。通常のコンサルティングでは、こんな質問は出てこない。私が相手をする人たちは、もうすでに商材を持っているか、これから作ろうとする人たちばかりだからだ。利害関係の…

noteやsynapseでのコンテンツ販売はアリかナシか

ここ最近、note(ノート)が注目を集めている。noteを知らない人のために説明すると、コラム、小説、マンガ、音楽、写真、ビデオといったコンテンツを、誰でも有料で販売できるプラットホームである。どちらかというと、クリエイターを対象にした趣がある。 …

えっ!? 一つのスキルを極めれば生き残れるって、まだ信じてるの

近年発行された書籍を読んでいると、二つ以上のスキルを持つ必要性を説く記述をよく目にする。それだけ、ビジネスの最先端を行く人たちが一つのスキルでは生き残ってはいけないことに気づき始めている兆候だろう。私も、一つの専門領域でスキルを磨きさえす…

類推思考とハイブリッド思考を身に付けろ

約2年前から私は、「○○よりも△△」ではなく、「○○も△△も大事」と一見対立する事物を両立するように心がけている。たとえば、「機能性かデザイン性か」ではなく、機能性もデザイン性も両立した商品を目指せばいいと考える。同様に「具体的か抽象的か」ではなく…

「才能よりも努力」「努力できるも才能」は、嫉妬の表われ

前回のブログ記事で、「アイディアに価値はない。行動にこそ価値がある」は、愚かな論だと述べた。その理由に挙げたのは、アイディアと行動は二つでセットであり、それを対立させること自体ナンセンスであるという自説。たとえるなら、ナイフとフォークのど…

「アイディアに価値はない」は、本当か?

時々耳にする「アイディアに価値はない」論。この論を唱える人が二言目に言う台詞は決まっている。「行動にこそ価値がある」だ。この論争を見るたび、私は何とも言えないモヤモヤ感を抱く。なぜなら、アイディアと行動を対立させている時点でズレているから…

結果重視VSプロセス重視。そろそろ結論を出すか

結果かプロセスか。この論争を、たまに目にする。私は以前、結果重視派だった。「結果が出るプロセスが正しいプロセス」とさえ思っていた。だが、今は違う。プロセスを重んじるようになった。それは、結果重視の弊害に気づいたからだ。 結果重視の弊害 結果…

論理的思考法は、問題解決に不向きである

コンサルタントという仕事柄、私は人一倍、論理的思考法(ロジカルシンキング)を学んできた。そのうえで言えることは、論理的思考法は問題解決に不向きである、ということだ。 「えっ、論理的思考法って、問題解決するために使うんでしょ」と、驚く人もいる…

話の通じない馬鹿は、本当に馬鹿なのか

以前、Facebookを見ていたら興味深いブログ記事がシェアされていた。内容を要約すると、「化粧品に使われている化学物質は安全である。なぜなら、厳密な検査を経て安全性が確認された物質だからだ。化学物質が危険で無添加が安全というのは誤りだ」と。ブロ…

ポジティブとネガティブ、どっちが正しい考え方なのか

あなたは、物事をポジティブに考える人だろうか? それとも、ネガティブに考える人だろうか? 今回は、心のあり様や考え方について私の持論を紹介する。 以下の話を聞いたことはないだろうか。 アフリカに靴を売る話 靴を販売する営業マン2人が現地調査をし…

好きなことを仕事にするよりも大切なこと

傍から見ると、私は好きなことを仕事にしている。しかし、本当は順番が逆。“仕事にしていたら、好きになった”が正しい表現だ。今私は、マーケティングコンサルタントをしている。元々は、親父の会社を立て直そうと思い、死に物狂いで勉強していたら、マーケ…

誰でもダイエットが長続きする、たった二つの技法

ダイエットを始めて早2ヶ月。現在、-4kgに成功。過去にも-26㎏に成功した経験があり、体重を落とすことは朝飯前といった感じである。ダイエットが上手くいく背景には、私が編み出した二つの技法がある。この技法は、ダイエットに限らずほかのことにも応用が…

僕らは本を読まなくなった。だから出版してもメリットは少ない。

昨日、ある女性とお茶をしていたとき、こんな話が出た。「私、元々読書好きなんだけど、最近めっきり本を読まなくなったの。何でなんだろう? って考えてみたら、知りたいことがあったらまずネットで調べて、それで十分事が足りるようになったの。ほら、最近…