斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

ブロガーがnoteで売っているお金儲け情報は、完全に情報商材

前回、noteの流行について記事を書いた。今回は、前回よりも抽象度を上げた視点で解説したい。 おさらいとして、今、ブロガー界隈でnoteが流行っている。火付け役は、イケダハヤト氏とはあちゅう氏。noteでコンテンツを売り、サロンへも勧誘している。さて、…

書籍との比較から見えてくる、情報商材の作り方・売り方

先日、知人からこんな質問を受けた。「情報商材って、今後どうなると思いますか?」。通常のコンサルティングでは、こんな質問は出てこない。私が相手をする人たちは、もうすでに商材を持っているか、これから作ろうとする人たちばかりだからだ。利害関係の…

noteやsynapseでのコンテンツ販売はアリかナシか

ここ最近、note(ノート)が注目を集めている。noteを知らない人のために説明すると、コラム、小説、マンガ、音楽、写真、ビデオといったコンテンツを、誰でも有料で販売できるプラットホームである。どちらかというと、クリエイターを対象にした趣がある。 …

えっ!? 一つのスキルを極めれば生き残れるって、まだ信じてるの

近年発行された書籍を読んでいると、二つ以上のスキルを持つ必要性を説く記述をよく目にする。それだけ、ビジネスの最先端を行く人たちが一つのスキルでは生き残ってはいけないことに気づき始めている兆候だろう。私も、一つの専門領域でスキルを磨きさえす…

類推思考とハイブリッド思考を身に付けろ

約2年前から私は、「○○よりも△△」ではなく、「○○も△△も大事」と一見対立する事物を両立するように心がけている。たとえば、「機能性かデザイン性か」ではなく、機能性もデザイン性も両立した商品を目指せばいいと考える。同様に「具体的か抽象的か」ではなく…

「才能よりも努力」「努力できるも才能」は、嫉妬の表われ

前回のブログ記事で、「アイディアに価値はない。行動にこそ価値がある」は、愚かな論だと述べた。その理由に挙げたのは、アイディアと行動は二つでセットであり、それを対立させること自体ナンセンスであるという自説。たとえるなら、ナイフとフォークのど…

「アイディアに価値はない」は、本当か?

時々耳にする「アイディアに価値はない」論。この論を唱える人が二言目に言う台詞は決まっている。「行動にこそ価値がある」だ。この論争を見るたび、私は何とも言えないモヤモヤ感を抱く。なぜなら、アイディアと行動を対立させている時点でズレているから…

結果重視VSプロセス重視。そろそろ結論を出すか

重視するのは、結果かプロセスか。この論争を、たまに目にする。私は以前、結果重視派だった。「結果が出るプロセスが正しいプロセス」とさえ思っていた。だが、今は違う。プロセスを重んじるようになった。それは、結果重視の弊害に気づいたからだ。 結果重…

論理的思考法は、問題解決に不向きである

コンサルタントという仕事柄、私は人一倍、論理的思考法(ロジカルシンキング)を学んできた。そのうえで言えることは、論理的思考法は問題解決に不向きである、ということだ。 「えっ、論理的思考法って、問題解決するために使うんでしょ」と、驚く人もいる…

話の通じない馬鹿は、本当に馬鹿なのか

以前、Facebookを見ていたら興味深いブログ記事がシェアされていた。内容を要約すると、「化粧品に使われている化学物質は安全である。なぜなら、厳密な検査を経て安全性が確認された物質だからだ。化学物質が危険で無添加が安全というのは誤りだ」と。ブロ…

ポジティブとネガティブ、どっちが正しい考え方なのか

あなたは、物事をポジティブに考える人だろうか? それとも、ネガティブに考える人だろうか? 今回は、心のあり様や考え方について私の持論を紹介する。 以下の話を聞いたことはないだろうか。 アフリカに靴を売る話 靴を販売する営業マン2人が現地調査をし…

好きなことを仕事にするよりも大切なこと

傍から見ると、私は好きなことを仕事にしている。しかし、本当は順番が逆。“仕事にしていたら、好きになった”が正しい表現だ。今私は、マーケティングコンサルタントをしている。元々は、親父の会社を立て直そうと思い、死に物狂いで勉強していたら、マーケ…

誰でもダイエットが長続きする、たった二つの技法

ダイエットを始めて早2ヶ月。現在、-4kgに成功。過去にも-26㎏に成功した経験があり、体重を落とすことは朝飯前といった感じである。ダイエットが上手くいく背景には、私が編み出した二つの技法がある。この技法は、ダイエットに限らずほかのことにも応用が…

僕らは本を読まなくなった。だから出版してもメリットは少ない。

昨日、ある女性とお茶をしていたとき、こんな話が出た。「私、元々読書好きなんだけど、最近めっきり本を読まなくなったの。何でなんだろう? って考えてみたら、知りたいことがあったらまずネットで調べて、それで十分事が足りるようになったの。ほら、最近…

ノウハウを無料公開するほど収益に繋がる3つの理由

私は、自身のノウハウをWEB上で無料公開して集客に活かしている。おそらく、私以外のコンサルタントも、WEB上にノウハウを公開して集客に繋げているはずだ。ここでジレンマが生じる。「ノウハウで飯を食っているのに、ノウハウを無料公開したら、おまんまの…

短所は直す必要はないが、欠点は直す必要がある

私が考えるに、長所と短所は表裏一体である。たとえば、「思い立ったらすぐに行動する」という長所は、言い換えると「人の忠告を聞かない」とも言える。「納得するまで仕事をする」という長所は、言い換えると「融通が利かない」とも言える。長所も短所も、…

大人の感性を育てる方法

「子どもは、大人より感性が良い」とする説は、脳科学的には間違い。大人になるほど感性は育まれる。なぜなら、感性とは情報量だから。詳しくはこちらのページで解説している。 感性を日常的に鍛える方法がある。それは、“小さな物事に意識を傾ける”だ。別言…

自分と、自分の人生の変化を楽しむ

成長よりも変化を好む。私はおそらく、そういう人間だ。「成長」は、自己研鑽や修練を惜しまず、能力や知識、人間力の向上に励む、尊い行いである。やがてそれは、人生に充実感や達成感を与えてくれるだろう。「変化」は、それとは趣が違う。既知や既存の能…

アイディアが生まれ、考えがまとまるノート術

世の中には、様々なノート術がある。先日も書店に寄った際、ノート術コーナーが目に留まった。数冊立ち読みで、さらりと目を通してみたが、どれも個性に富んでいて面白い。 どの書籍にも、提唱しているノート術の事例やサンプルが載っている。文字も図形もイ…

言葉との出合いが人生を変える

あなたには、心の支えとなる言葉があるだろうか?世間ではそれを、「座右の銘」や「人生訓」などと言うのかもしれない。私には、今もなお、心に残っている言葉が二つある。今回は、その話をしたい。中学校3年から高校1年までの約1年半、私は空手を習っていた…

目標達成の方法論を、自説と科学で説いてみた

年が明けて7日。年始に目標を立てた人も多いはず。元々私は目標を立てない主義だが、今年は行動目標を立てて一年を過ごしてみることにした。とはいえ、私が立てた行動目標は、3ヶ月先までしかない。一年間の目標ではないのだ。なぜ、一年間の目標にしなかっ…

みんなの責任は、みんなを無責任にする | 傍観者効果の果てに

起業当初、私はある運送会社と契約の話を進めていた。毎回、打ち合わせに来る担当者が違うため、その都度、一から説明しなくてはいけなかった。面倒に感じた私は、運送会社に電話して尋ねてみた。「うちの担当はどなたになりますか?」と。すると窓口からは…

経営者は、データ分析をする前に現場に足を運べ

「何がどれだけ売れた、売れなかった。では、今度は○○商品に力を入れよう」。このようなデータ分析と対策は、ビジネスをしていれば、当たり前のように目にする。データは無機質だ。だが、そのデータを生み出している現場は、無機質ではない。人間が汗水を流…

ポーターやドラッカーが提唱する理論は、役に立たない

マーケティング関連のコンテンツを、私はWEB上で何十と綴ってきた。その中で、有名なマーケティング理論を用いてコンテンツを綴ったことは、ただの一度もない。たとえば、ポーターやドラッカーなどの著名な経営学者が提唱している「3つの戦略」、「SWOT分析…

ノウハウをWEB上に書いても、ノウハウは盗まれない

知人から、こんな質問をされた。「WEBサイトにノウハウを書いて大丈夫なの?」と。私が教材を通じてノウハウを売っているにも関わらず、ノウハウをWEBコンテンツとして記述していることを心配しての言葉だった。私は「全部出してないから大丈夫」と答えた。…

人生で大切なことは、すべて「読書」から教わった

本を読む。変哲もないありふれた行為だが、人生の縮図がそこにある。読書は、読む人の人生観を映す鏡である。同時に、人生を学ばせてくれる良き教師でもある。本から人生の教訓を学べるが、「読書」そのものからも教訓は学べる。今回は、私が読書から学んだ…

セルフブランディングは、『自己プロデュース力』から学べ

最近流行りの言葉「ノマド」「フリーランス」「SOHO」が代表するように、企業に属さず個人で働く人が増えてきた。それに伴い、「セルフブランディング」「パーソナルブランディング」といった、個人のブランディングを促す言葉も散見するようになった。私も…

「適材適所」だけでは不十分。「適数適時」も心掛ける

「適材適所」という四字熟語がある。人は、能力や性格に合った仕事を与えられることで最大限のパフォーマンスを発揮する、の意を表わした言葉だ。確かに、自分に合った仕事が与えられれば、パフォーマンスは向上するだろう。しかし、これは“個”で見た場合の…

マーケティング理論には、「顧客中心」と「商品中心」の2種類がある

私が提唱するマーケティング理論の一つに、「顧客中心マーケティング」がある。この理論を広く伝えようと、私は自社のWEBサイトを通じて情報発信している。今回、初めて耳にする人もいるかもしれない。改めて本ブログでも「顧客中心マーケティング」について…

才能を開花させるためには、才能を知る必要がある

私は、才能を明確に定義することができる。才能とは「資質(能力)の組み合わせである」と。私の知り合いに、人並み外れて話を回すのが上手な人がいる。ここでは、D氏と呼ぼう。D氏は、複数人の話を咀嚼し、誰にでも分かるように話を例え、まとめてくれる。…