斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

短所も活かし方次第で強みになる

私は怠け者だ。
習い事はどれも2年以内に辞めてしまい、学校の部活動もまともに参加しなかった。高校は、入学して3ヶ月で単位が切れ、中退した。筋金入りの怠け者である。

この怠け癖は、私の明らかな短所である。
今さらこの性分が直せるとは到底思わない。それに、直す気もない。

短所を直さないのは、教育現場でよく説かれる『短所を補うより、長所を伸ばしたほうが良い』や『長所を伸ばせば、短所を補える』の意味で言っているのではない。今の私にとって怠け癖は、短所であると同時に強みになっているからだ。

私が今何を言っているのかまだ伝わっていないだろう。
今回お話するのは、短所を強みに変える方法についてだ。
では、詳しく説明していきたい。

 

 

短所は活かす

私は長所を伸ばそうと考えたことがない。
長所を伸ばそうとしなかったのは、特に理由があったわけではない。自分の長所がイマイチよく分からなかっただけだ。

自分の長所や才能は自分ではなかなか見つけられない。他人から教えられて、初めて「あぁ、自分はこれが長所だったのか。これが才能だったのか」と気づく。
それとは異なり、短所は、自他共にすぐに見つけられる。短所はよく目につくのだ。

私は、自分の短所は怠け癖だと子どもの頃から気づいていた。怠け癖とは厄介なもので、直そうとしても怠け癖が邪魔して、直せない。どうすることもできない短所なのだ。

そこで私は考えた。怠け癖を直すのではなく、活かそうと。
それからは、いかにラクをして成果が得られるかと考えるようになった。「頑張らずに努力する方法は?」「効率の良い勉強法や技術の習得法は?」「最短で結果が出る戦略は?」「才能がなくても凡人が勝てる方法は?」と。

私がブログなりで様々な理論や方法論を紹介できているのは、この怠け癖がきっかけとなり、モチベーションになっているからだ。とにかく私はラクをしたい。ラクをして人一倍成果なり結果を得たい。それを常日頃考えている。
幸い、思考するのは人一倍好きなため、次から次へとラクをするための色々なアイディアが出てくる。
私の経験も踏まえて言えるのだが、短所は活かせる。活かし方次第で強みになるのだ。

 

 

短所を活かす方程式

短所を活かす方程式を教えよう。
[好き(得意)×短所=強み]

私の場合で言えば、[思考×怠け癖=ラクして結果を出す理論が思いつく]


この手の話はよくある。
たとえば、「○○な私でもできた。△△が上手くいく方法」などがそうだ。
「3日坊主の私が、10年間勉強に励めた続ける技術」。このように、短所を逆手に取ることができれば、短所は強みとなる。

 

 

長所を伸ばして、短所は活かす

上記の方程式を参考にしていいのだが、この話の本質は、「自分の短所を活かせるとしたら……」と思考することにある。

この質問は、発想の転換を起こしかねない。
通常、人は「自分の長所を活かせるとしたら……」や「自分の才能が活かせるとしたら……」と考える。しかし、「短所を活かせるとしたら」と考えるのは、まったく逆の思考法である。

自分の長所や才能を活かすのは正しい。とても大切なことだ。
私はそれだけではなく、“短所も活かし方次第で強みになる”という事実を伝えておきたいのだ。

短所は活かすもの。
これも一つの人生戦略だと私は思う。