斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

大人になったら身に付けたい「自分なりの解を見つける力」

人生には、定型的な解は用意されていない。
どうしたら仕事が上手くいくのか、どうしたらより良い人生が歩めるのか。その解は、自分自身で見つけるしかない。

書籍を読んでもあなた用の解は記されていない。書籍に書かれているものは、著者の解であってあなたの解ではないからだ。もちろん参考にはなる。あなたの中で絡まっていた糸をほどく言葉もあるだろう。だが、どちらにしても、解はあなたの中からしか生まれない。外からは得られないのだ。
自分の中から解を見つけ出す力を、「自分なりの解を見つける力」と私は呼ぶ。

知識を得て解かった気でいる人は、自分なりの解を見つける力のない人だ。そんな人は突然現れた目の前の問題や課題に対処できない。借り物の解を用いて問題を解決しようとするだろう。時にはそれもよい。だが、多くの場合は上手くいかない。そんなとき人は「この本に書かれていたことは嘘だった」「役に立たなかった」と不満を口にする。書籍に書かれていたことは嘘ではない。著者自身が見つけた解であり、そのまま真に受けたほうが悪いのだ。他人の解は、一度自分の中に取り入れ、咀嚼して実践して熟考して、はじめて自分なりの解を見つける手がかりと成り得る。それができない人は、一生借り物の解で借り物の人生を生きることになる。

自分なりの解を見つけた人はぶれない。
私には師匠がいる。師匠を10年間見続けているが主義主張が全くぶれていない。彼は自分自身で解を見つけているからだ。借り物の解を用いて生きている人は、人生の途中で必ずぶれる。ここぞと言う時に踏ん張りが利かない。

書籍「嫌われない勇気」にこんな一文がある。

鉄人:そこでアドラーは「一般的な人生の意味はない」と語ったあと、こう続けています。「人生の意味は、あなた自身に与えるものだ」と。

私の言う、“自分なりの解を見つける力”と本質的な部分が同じである。
人生には、定型的な解は用意されていない。各々が見つけ出し自分自身に与えるしかないのだ。

“自分なりの解を見つける力”を言い換えれば“自分の人生を生きる力”とも言える。これが、大人になったら身に付けたい力の一つである。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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