斜め45度からの理説

どこにも転がっていない理論や方法論を語ります。

日本人は、読解力どころか、想像力まで低下してきている

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近年、日本の子どもたちの読解力が低下してきている。
参考:「PISA読解力低下」は子どもたちからのSOS

読解力とは、書かれている内容を正確に読み取ることを指す。これに加えて、書かれていないことを読む力(想像力)も低下してきているように私は思う。これは、子供だけではなく、大人も、だ。

私がこのことに気づきはじめたのは15年ほど前。
TV番組を見ていたら、タレントが口にしたセリフをやたらとテロップが出てきたのを見た時だ。この様相を見ていて、「あぁ、こういった演出をしないと、視聴者は楽しめなくなったのか」と思った。

実はこれ、TVだけではなく、ほか場面でも顕著に表れている。
たとえば、日本と海外の映画のポスターを比較したものがある。

 

 

 

ポスターの情報量を多くしないと今の日本人には響かないのだ。海外のポスターを見せられても「?」になるだけだろう。

ほかにも、書籍の帯に書かれる「○回泣けます」といったものもそうだ。不粋なコピーではあるが、そうでもしないと消費者が手に取らないようになってきている表われである。

楽天の販売ページや情報商材のLPがゴテゴテなデザインなのも、すべて同じ理由だ。ああいうデザインが日本人受けするのだ。
※以前、楽天に出店している人に「品のあるシンプルなデザインにしないのか」と尋ねたら、「それだと売れない。色々やってみて、ゴテゴテのデザインに落ち着いた。たぶん、ほかのお店も同じだと思う」と言っていた。

未だ日本では、ゴチャゴチャしたTOP画面のヤフーの利用者が半数近くいるし、同じくゴチャゴチャしたホーム画面のAmebloがトップシェアを築いている。

決して、広告代理店やデザイナー、企業にセンスが無いのではなく、消費者に合わせた結果、このようなデザインになっているのだ。そうでなければ、様々な業界で似た事象は起きないであろう。

ここ最近話題になったのは、こんまりさんのYouTubeサムネイルだ。日本と海外向けに発信しており、サムネイルのデザインが全く異なる。日本向けはうるさい感じのサムネイルだが、海外向けは洗練されたデザインになっている。

日本人に受けるデザインを心得ており、それをサムネイルや動画づくりに落とし込んでいる点は、さすがだと思う。

ほかにも


TVをはじめサムネイルやポスター、書籍の帯、販売ページが品のないデザイン(シンプルからほど遠い)になってしまうのは、日本人の読み取る力(想像力)が著しく欠如しているから。おそらく、この現象は収まることはなく、年々さらに増していくことだろう。

 

【おまけ】
私はシンプルなデザインのはてなブログが好き。自身のウェブサイトもシンプルなテンプレートを選んだ。